2008年2月21日木曜日

レーシック手術後の不安-1

手術の後で少しでも変わったことがあると、レーシック手術は目に関する手術なだけに、とても不安を感じると思います。
ですがレーシックの術後の変化の中には、誰でも感じるものや術後一定期間が経てば自然とおさまるものもあります。
レーシックの術後の色々な不安についてよく挙げられるものについてお話してみてみましょう。

まずレーシックの手術を受けても思ったほどの視力を得られない場合です。
そういった場合にコンタクトを使用しても問題がないか不安になる方がいるようです。
度の強い近視や乱視の治療の為にレーシック手術を受けた場合、角膜を削ることで以前よりも滑らかになっていることから、ハードタイプのコンタクトを装用した場合に外れやすいといったことが起こるようです。
ですがソフトタイプのコンタクトであればそういったことはなく通常の使用ができるということです。

またレーシックの術後に、暗いところでの光が見にくく感じる場合があるようです。
この症状は術後半年くらいの間は感じる人が多いようです。
通常は徐々におさまっていく症状ですが、度の強い乱視や近視の方で角膜を通常よりも多く削った場合や、夜に瞳孔が大きく開くような方、レーシックで近視や乱視が完全に改善しなかったような場合に感じることが多いようです。

時間が経過してもこの症状が改善されないような場合には、レーシックの再手術を受けるか、または運転の時や見にくく感じる時だけメガネを使うといった対処法もあります。

レーシックの術後に目の疲れなどを感じた場合、市販の目薬は使っても良いかということに関しては、1ヶ月程度の間は使用を避けるようにします。
それを過ぎれば問題ないようですが、ただ手術を受けた眼科から目薬を処方されており使用している場合には、市販薬を使用する前に必ず担当医師に相談をして下さい。

2008年2月13日水曜日

レーシックに関するデメリット2

では、レーシックにおけるデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

まずレーシック手術を受けてデメリットというかリスクとして挙げられるものとして、必ずしも思うように視力が回復しない場合もあるということです。

レーシック手術によって得られる効果は、当然ですが、一様に同じ結果にはなりません。患者さんの眼の状態など様々なものが個々に違いがある為です。

どの程度回復できるかということは術前にはわかる範囲に限りがあります。簡単にいってしまえば手術してみないと効果のほどはわからないというのが現状のようです。

こういったレーシックにおけるデメリットについては、クリニックであらかじめ説明がされることですが、考えられるリスクを理解したうえで手術を受けるかどうかを決めるということはとても大切なことといえるでしょう。

レーシックに関するデメリット1

レーシック手術は、視力の低下に悩む方にとってまさに願ってもない矯正術のように感じられると思います。
実際に本場のアメリカでは日本とは比べ物にならないほどの多くの症例があり、多くの人がレーシックによって視力を取戻しています。
レーシックによってクリアな視界を取戻し喜んでいる人は多く、症例こそまだ少ないですが、有名人やスポーツ選手の中にもレーシック手術を受けている人は多いようです。

しかしながらレーシック手術で認識しておかなければならないのは、万能な視力回復法ではないということです。
どんなことにも言えますが、レーシックにおいてもメリットも多ければその反面デメリットも存在するのです。

2008年1月20日日曜日

レーシック手術でのリスク

レーシック手術を受ける際には通院しているクリニックの担当医から十分な説明を受け、メリットばかりでなく手術によって負うリスクがあることも理解した上で手術を承諾することがトラブルを避ける意味でも、自分の身体を守る意味でも重要です。

近年はレーシック技術もめざましい発展を遂げ、術前の患者さんへの説明に関してもリスクも含めて十分な説明を行い、納得してもらう「インフォームドコンセント」を徹底することが義務とされています。
これはレーシック手術のみでなく、あらゆる医療の現場においてもいえることです。

レーシック手術においてリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。

一番可能性のあるリスクは、”リグレッション2と呼ばれるものです。
これはレーシックの手術後、時間の経過とともに再び視力が落ち始め、近視の状態に戻ることを意味しています。
手術後に目が疲れるようなことを続けたことが原因の場合もあります。しかしそうでない場合にも起こるという報告もありますが、今時点ではリグレッションの原因ははっきりとはわかっていないようです。

こうしたことからリグレッションが起こった場合に無料で再手術を行うシステムもありますが、術後にクリニックが定めた一定の期間内が決められている場合が多いです。また一度目の手術で角膜を再び削ることができない厚さになってしまっている場合には再手術を受けることはできません。

近視や乱視が治るのは確かに嬉しいことですが、こうしたリスクも十分に理解をしておき、安易に手術を受けることなく慎重に選択しましょう。

2007年12月24日月曜日

レーシックの裁判

近年急速に需要が高まってきたレーシック手術。ですが今のように幅広く認知される以前は問題もあったようです。

この近視治療に関しては、実は以前、専門知識を持つ眼科医の間でも賛否両論があり、問題を唱える医師も決して少なくはありませんでした。
レーシックによる手術が行われる前に近視矯正のための手術として採用されていたRK手術と呼ばれるものは、過去に手術を受けた患者が術後の後遺症を理由として担当医師やそのクリニックを相手取って裁判になった事例も数件あります。

一例として1991年に近視がひどく仕事の際にもメガネの使用に不便を感じていたA氏(原告)は近視矯正術に関心を持ち、被告となった担当医師の勤務するクリニックに連絡をしてみました。
そこで一度近視の状態をはかる為の検査を受けてみてはと勧められ、検査後にクリニックの医師からカウンセリングを受けたA氏は、RK手術が近視矯正において大変有用な手術であること、危険性は全くないこと、予約が先々まで詰まっているがたまたま今日キャンセルが出た為今日であれば手術を受けられるなど決断を促されA氏も近視が治るならとこれを承諾し当日手術を受けます。

術後乱視がひどくなるなどの症状が出たA氏は、以降2度に渡って再手術を受けますが、改善されるどころかさらに後遺症が悪化した為、クリニックや担当医師を相手取り、1千万円の損害賠償を請求する裁判を起こします。

1998年に下された裁判の判決では、担当医師に対して損害賠償の請求が認められ原告側が勝訴しています。
手術の内容や近視矯正の手術後に起こる後遺症に対する説明などをしないまま手術を勧めたことに対し説明義務違反が認められたことからです。

レーシック手術においては大きな問題となるような裁判事例は今のところはないようですが、いいことばかりを並べ立て、術後の後遺症などについての説明をしないクリニックはやはり信頼しない方が良いといえるのかもしれません。

2007年12月3日月曜日

レーシック手術後の後遺症

どんな手術にもは大なり小なりの体の変化を訴えることは、あり得るものです。
手術を終えて悪いものを取り除いた途端に、元気になると言う人の方が珍しいですよね。

レーシックの手術自体も、30分ほどで終りますが、体の一部にメスを入れるわけですから、全く後は何も無しという訳ではありません。
レーシック手術後であっても後遺症のことも頭に入れておくと、術後の生活についても考えておくことができると思います。

主な後遺症としてはハロー現象、グレア現象は、レーシック後の代表的なものです。
まずハロー現象とは、光を見たとき、その周りがぼんやりと輪になって見える症状のことをいいます。
またグレア現象とは、光を見たときに、必要以上に明るく見えてしまいまぶしくてたまらない症状をいいます。
どちらも通常なら3ヶ月以内にこれらの症状は自然になくなるといわれています。

他にも術後にドライアイを訴える人が割り合いいるようです。
ドライアイとは字のごとく眼が乾燥状態であることです。
涙の生産が上手にできずに、眼の潤いが足りなくなってしまうので、眼がかすんで見えづらくなります。
これも数ヶ月で自然になくなるようです。

これらの症状はほとんどの人の場合は自然になくなるのですが、時々後遺症として残ってしまう場合もあります。
その辺が不安、と言うのであれば、担当の医師に、後遺症が発生する割合について確認してみるといいかもしれません。
万に一より少ない数字であれば、納得するか、それでもと言われるのかは患者さん次第ですから。

2007年11月25日日曜日

レーシック手術で誤解してはいけないこと

レーシックは眼科治療において素晴らしい医療技術であることは間違いありません。
成功すれば、視力が落ちる以前のクリアな視界を取戻すことができ、それまでのコンタクトやメガネがなくてはいられなかった生活から解放されます。

ですが眼科でレーシック手術を受ける際に、レーシック手術において負うリスクなど、カウンセリングの際に眼科で受ける説明内容ももちろん把握しておくべきことです。

その上でさらにレーシック手術というものの根本的な解釈について誤解をしてはいけないということが重要なのではないかと思います。
実際、レーシック手術を受けることにより視力が回復した人はたくさんいます。
ですがレーシックは角膜の屈折異常を矯正することにより視力の回復は望めますが、眼の中の組織構造自体を変えるものではありません。
ですから当然、根本的な意味で視力を回復する方法ではない、ということを理解する必要があります。

つまりレーシックにより視力が回復したとしても、眼の内部の状態はまだ近視や乱視、遠視のままとなっており眼球自体の構造は変わっていない訳ですから、施術前に度の強い近視であった場合には、近視の人がかかりやすいとされる緑内障のような眼に関する病気を患う確率は通常の視力を持つ眼球構造の人よりも高いままということです。

もちろんこれらのことはレーシック手術を受けることによって起こるものではないのですが、レーシック手術によって眼球の状態まで健全になるというものではないということは認識しておくべきことといえるでしょう。
自己責任が取れるかどうかの判断を下すようにしてください。